大腸カメラは、肛門から内視鏡を挿入し、小さなカメラで直腸から盲腸までのポリープやがん、炎症などを調べるのに使われます。
ポリープは腺腫性ポリープ、過形成性ポリープ、炎症性ポリープに分類されます。腺腫性ポリープ、大きな過形成性ポリープは癌化することが知られており、その癌化率は5mm以下で0.5%弱、10mm以下で3-4%、10mm以上では30%弱とされているため、積極的に切除いたします。
当クリニックでは、病変の見逃しを避け、ポリープ切除時に合併症を起こさないために、一人一人の患者様に集中できるように1日3件までと検査数を絞っております。
また炎症やがんの発見には大腸の色調変化や粘膜面の変化を直接観察することが重要であり、検査中疑わしい病変を認めた場合は、組織を採取して検査いたします。便秘・下痢・出血や痛みの原因となる大腸ポリープ・大腸憩室・潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患・虚血性腸炎・大腸がんなどの診断に有効です。
血便が出た、便秘や下痢がある、下腹部に痛みや違和感がある、健康診断で便潜血検査が陽性だった方は、ぜひ一度大腸カメラ検査を受けられることをお勧めします。